2023.08.04

信頼できる協力体制を築けたことで
新たな活動と可能性が生まれています

# 商品/サービス開発・企画 # 講師/講演

グランド印刷株式会社
代表取締役社長 小泊 勇志 様

昭和44年創業以来、北九州市門司区を拠点に国内外に販路を広げながら、印刷・広告、サイン・ディスプレイ事業を、特徴的な大判シルクスクリーン印刷の職人技とともに届けてきた印刷会社「グランド印刷」。「コミュニケーションの仕掛人」として、近年ではその枠を超え、壁紙プリント事業「Arms」、DX導入をサポートするサービス「特命DX係長」など、デジタル新事業を発展させている。

Interview

デコレイトカンパニーとの最初の出会いと、
ご印象を教えてください。

信頼する地元のマーケターから「ぜひ紹介したいマーケターがいるので、連れて行きます」と言われ、訪ねて来てくれたのが岩本さんでした。マーケティングに関しては私自身、これまで勉強をしてきて、その重要性も感じてきて、それを弊社のマーケティングとして実践してきました。そのなかでデジタルマーケティング業界の、第一線の現場で10年以上活躍されてきた方と出会い、マーケティングの話を地元・北九州で真剣にできる仲間になれたことは、私にとって本当に嬉しい出来事でした。

プロとしてももちろん、ちょっと人くさくて、付き合いやすい人柄であることも岩本さんの魅力です。私とは仕事よりも先に、飲み仲間にもなれたほどです。企業のコンサルティングに近いお仕事をされている方だと、本来ならば仕事以外の話をしてくださる方も珍しいのですが、岩本さんはプライベートの相談ごとも自ら話してきてくれる。そんな時間も重なって今では、公私ともに気さくに関わり合うことができる、貴重な存在に感じています。

マーケターとして、デコレイトカンパニーには
どのような特長を感じましたか?

岩本さんにはお仕事をはじめ、さまざまな活動を通しても力を貸りる機会が多いのですが、日頃の姿を見ていて岩本さんに感じているのは「全体を俯瞰する力を持っている人だ」ということです。全体を見渡す力もありますし、要件整理も得意。本質を理解して論点を捉え、何かが起きても調整しながら、一貫して目標を達成していく姿勢があるところが特長的だと思います。

また、マーケターとして強みに感じているのは、岩本さんが「具体と抽象の行き来ができる人である」ということ。具体的な行動ばかりに振り回されることなく、すでに一見、具体的になっているものでも、もう一度俯瞰して抽象化し、本質に立ち戻り、それをまた再び具体に落とすことができる思考が備わっている人だと思うのです。だから「じゃあ今度はこうしてみよう」という、柔軟な切り替えができる。具体と抽象の両方を知る岩本さんを、頼もしく思っています。

デコレイトカンパニーに
仕事を依頼した決め手を教えてください。

マーケティングの話を重ねていくなかで、私と岩本さんが目指すマーケティングにおけるベクトルに、とても近いものを感じたからです。岩本さんが東京からものづくりの街、北九州に移住して来て街に感じていること、私たちが街に必要だと思っていること。そこにマーケティングの力が不可欠で、それが掛け合わされた時に「すごい変革が起きるはずだ」と岩本さんと分かち合えたことが、弊社のパートナーとなっていただくきっかけとなりました。

このような経緯もあり、北九州市の外郭団体であるFAIS(北九州産業学術推進機構)のDX推進サポートの補助事業に採択された弊社主宰の「DXプロデューサー育成スクール」が新たに始まるタイミングで協力者の一人として声をかけたのが、岩本さんでした。北九州市内の経営者を中心に迎えた3日間のスクールでしたが、おかげさまで反応は上々。そのスクールをきっかけに活動し始めた方、相談に来られる方もおり、大きな手応えと動き、そして喜びをかみしめているところです。

デコレイトカンパニーとこれまで
仕事をしてみていかがでしたか?

岩本さんと初めて一緒に仕事を行った「DXプロデューサー育成スクール」は、私と岩本さん含め3名のマーケターで企画、提案し実現したプログラムでした。企画時にはそれぞれの役割があり、私は会社経営者、DXを実践している企業として、もう一名はしっかりと意見を伝える役を担い、岩本さんはまとめ役として、ドキュメントの整理やプレゼン担当といった、実装にまつわる対応を担っていただきました。そして各々の特色を生かすことで、お互いの可能性を広げ合うことができたこのチームからは、スクールだけにとどまらず、様々な活動が生まれています。

例えば、「北九州市DX推進フォーラム」で私はメインスピーカーとして、岩本さんはモデレーターとして登壇する機会をいただいたり、DXに関する課題や悩みを抱える方々のための情報共有の場「北九州DX飲み会」を主催できたり。同じテーマのもと誰かと刺激し合える場づくりは、約50名もの方々が会する盛況のうちに終わり、次回開催に向けて動き出しているところです。まだ小さな取り組みではありますが、DXを盛り上げることで企業がチャレンジし、新たな事業が生まれるような元気な街づくりには、今後も岩本さんと一緒に貢献できればと思っています。

デコレイトカンパニーに期待することと、
最後にメッセージをお願いします。

私たちの取り組みでいつか、街に大きなうねりを作るためにも、何かを始めようとしている、不安でどうしていいのかわからない誰かを手助けする存在が必要です。その先導役として、岩本さんに力を発揮して欲しいと思っています。

専門であるデジタルマーケティングをはじめ、事業のプランニング、ブランディングなど、マーケティング領域のあらかたのことを伴走しながら担える強みを、ぜひ生かしていただきたいです。
長距離走となることも多い現場では、東京で実績を作った上で北九州でも地元理解に努め、積極的に輪を広げ続ける岩本さんならではの心強いサポートやネットワーク、二人三脚を粘り強く支えてくれる人間性が必ず助けになると信じています。